五感を開放するマラソン
こんにちは!院長の品川弥人です。今日は私の趣味の一つであるマラソンについて話そうと思います。
ランニングを始めてかれこれ15年くらいになりますが、走ることが習慣になったのは7年くらい前でしょうか。きっかけは東日本大震災です。当時ガソリンが品薄になり給油ができなかった時期があり、片道7㎞の大学病院への通勤を自転車に変えたのです。朝型の生活に変えたことをきっかけにランニングも定期的に始めてみることにしました。週2~3回、30分~1時間程度の朝ランです。
はじめてみると1日が非常に気持ちよく過ごせて、仕事の効率が上がります!体力も付くため、長時間の仕事でも疲れることが少なくなりました。それから最低限週2回くらいのランニング習慣はほぼ途切れることなく現在まで続いてます。フルマラソンも2011年に初挑戦してから、年1回くらいは大会参加を続けています。よくストイックな趣味だね!Mだね!と言われるのですが(笑)、自分では気持ちがいいから続いているだけなのです。
何が気持ち良いのか、あまり深く考えたことはなかったのですが、先日心理学のセミナーでマラソンにぴったりあてはまる!と思った言葉に出会いました。「五感を開放する」というキーワードです。 五感とは生物がもつ感覚:視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚です。これらをフルに刺激することで人は本来の人らしく、生き生きと日々を送ることができるという趣旨の話でした。マラソン中は移り変わる景色の中で朝の光を浴び、鳥のさえずりと風の音を聞きながら空気の匂いを感じ、筋肉の使いや全身の感覚を意識しながら汗をかきます。走った後の水の味は格別です。まさに五感をフルに味わう感覚なのです! 全身の力を使い切り、汗だくになるのが楽しい! と思うのははやはりMなのでしょうか(笑)
運動習慣の持つ人は持たない人に比べて抑うつになりにくく、ストレス頻度が低いというデータもでています。五感を刺激することを意識して生活することは、肉体面、精神面ともに良いようですね(^^)
(写真はいつも走っている鶴見川沿いのサイクリングロードです)